都市ガスの小売全面自由化と、都市ガス購入先切替の状況

都市ガスの小売全面自由化と、都市ガス購入先切替の状況

2017年4月1日より、都市ガスの小売全面自由化がスタートしました。
都市ガスの小売全面自由化で、変更があったところ、変更がなかったところをまとめますと、

都市ガスの小売全面自由化で、変更があったところ

  • 都市ガスを供給する会社を選ぶことができるようになった。
  • それぞれの都市ガス会社や、新規参入する会社が用意する新しい料金やサービスを、自由に選ぶことができるようになった。

都市ガスの小売全面自由化で、変更がなかったところ

  • ガス設備の定期保安点検や、緊急時の対応は、これまで通り提供される。
  • ガスの品質は、従来のガス管から供給される都市ガスであれば、どの会社でも品質は変わらない。

さて、都市ガスの小売全面自由化が始まり、3ヶ月以上が経過しましたが、消費者の都市ガス購入先の切り替え状況は、どのようになっているのでしょう。

下表は、経済産業省資源エネルギー庁から発表されているスイッチング(購入先切り替え)申込件数です。

スイッチング申込件数(平成29年7月14日時点)
地域 申込件数
北海道
東北
関東 53,911
中部・北陸 45,377
近畿 178,323
中国・四国
九州・沖縄 31,118
全国 308,729

スイッチング申込件数は、全国で308,729件ですが、その内の約58%が、近畿地方に集中しています。
どうやら、近畿地方では、大阪ガスと関西電力が、テレビCMなどで、激しいPR合戦を繰り広げているようです。

というのも、関西電力は、去年の電力自由化以降、大阪ガスに約32万件もの顧客を奪われたようで、顧客を取り戻すために、大阪ガスよりも安い料金設定で、勝負をかけているようです。

私の住んでいる中部地方はというと、スイッチング申込件数は、45,377件と、ほとんどの消費者は、まだ様子見という感じなのでしょうか。

中部地方でも、中部電力が「ガスもはじめる部」というテレビCMを、かなりの頻度で流していて、東邦ガスから顧客を奪いにいっているように見えますが、都市ガス購入先切り替えの動きが近畿地方と比べて鈍いのは、大阪人と名古屋人の気質の違いによるものでしょうか。