ガス給湯器の「リース」と「購入」では、どちらがお得なのか?
今年の梅雨は、梅雨らしくなく晴天が続きますね。
近所に植わっているアジサイの花も、暑さのせいで、心なしかお疲れ気味な気がします。
さて、今回は、ガス給湯器を取り付けるとき、交換するとき、「リース」と「購入」では、どちらがお得なのかについて、書いてみたいと思います。
まずは、「リース」と「購入」のそれぞれのメリットとデメリットをまとめてみます。
リース のメリットとデメリット
メリット
- 月々の支払いだけで、ガス給湯器が利用できる。(標準工事費用も月々の料金に含まれているので、購入資金が不要。)
- リース期間中の故障に関しては、修理費用がかからない。
デメリット
- 標準工事費以外の、配管工事費・電気工事費・部材費・既設機器処分費などがかかる。
- リース期間が終了すると、再リースもできるが、再リース期間中の修理に関しては、有料となる。
- 契約終了後の選択肢は、「再リース」「新規リース」「使用中のガス給湯器を買い取る」「使用中のガス給湯器を取り外し、契約終了」のいずれかとなりますが、取り外して契約終了する場合も、取り外し費用は、お客様の負担になる。
- 中途解約のとき、リース料金や取り外し費用をまとめて支払わなければならない。
- 金利がかかる。
- 割高になる。
購入 のメリットとデメリット
メリット
- 最終的に、ガス給湯器が手元に残る。
- 金利がかからない。
- 安い。
デメリット
- 購入のための初期費用が必要
- 延長有料保証に加入していないと、メーカー無料保証終了後に故障した場合、修理費用がかかる。
リースと購入のそれぞれのメリットとデメリットを書き出したところで、結局どちらがお得なのか、という問題に戻りますが、購入のための初期費用が出せる場合、あるいは、購入のためにリフォームローンが組める場合は、圧倒的に「購入」のほうがお得になります。
某ガス会社のリース契約で必要な費用と、弊社で購入される場合に必要となる費用を比較してみたいと思います。
下記は、24号 エコジョーズ 追いだき・暖房機能付き フルオートタイプ ガスふろ給湯器を設置した場合の10年間での比較です。
リースの場合
月々のリース料金 約4,300円 × 12ヶ月 × 10年 = 約516,000円
購入の場合
購入価格 約220,000円 + 10年延長保証 約15,000円 = 約235,000円
リースした場合と、購入した場合では、実に倍以上の金額の差があります。
1台リースすることで、2台以上が購入できる計算になります。
もちろん、受けられるサービスは同じです。
初期費用を抑えるためにリースをするということであれば、10年のリフォームローンを組んだほうが、圧倒的にお得になります。
また、某ガス会社のリース対象商品には、全て暖房機能がついています。
つまり、ご自宅に浴室暖房乾燥機や床暖房などの暖房機器が設置されていなければ、この暖房機能は、完全に不要な機能ですし、暖房機能が付いていることにより、月々のリース料金も高くなっています。
ご自宅に浴室暖房乾燥機や床暖房などの暖房機器が設置されていなければ、24号 エコジョーズ 追いだき付き フルオートタイプ ガスふろ給湯器でも、工事費・10年延長保証込みで、15万円程度の金額で購入できます。
上記のような理由から、結論としては、
ガス給湯器に関して、購入のほうが、リースより、圧倒的にお得! ということになります。