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パーパスガスふろがまの型式(型番)の見方・読み方

パーパスガスふろがまの型式(型番)の見方・読み方

パーパスガスふろがまの型式(型番)の見方・読み方

パーパスガスふろがまの型式(型番)は、以下のような規則で表記されており、ガスふろがまの能力や機能などを表しています。

【1】分類
GF ガスふろがま
【2】安心センサー
A 安心センサー
【3】号数(シャワー付の場合)・インプット(シャワーなしの場合)
50 5号
65 6.5号
10 10,000 kcal/h
12 12,000 kcal/h
13 13,000 kcal/h
【4】開発番号
—– —–
【5】シャワー付
S シャワー付
【6】機能
A 自動沸きあげ
【7】設置
R 屋外据置
W 屋外壁掛
E 屋内FE
B BF
D BFDP
C CF
【8】電源
なし ワイヤー式
B 電池式
E AC100V
バランス釜(ガスふろがま)の種類

バランス釜(ガスふろがま)の種類

公共住宅によく設置されているバランス釜ですが、なぜ「バランス」という言葉が使われているか、ご存知でしょうか。

バランス釜は、下図のように、ガスの燃焼に必要な空気の取り入れと、燃焼後の排気を、屋外に設けた一つの給排気筒トップで行うので、浴室内の空気を使うことがありません。
このような給排気の方式は、自然給排気と呼ばれますが、英語に翻訳すると、「balanced flue(バランスド・フルー)」となり、この「バランス」と、「釜」がくっつき、「バランス釜」と呼ばれています。

バランス釜自然給排気

バランス釜は、主にお風呂でお湯を使用するためのもので、お風呂・台所・洗面所の3箇所でお湯を使用する目的の一般的な屋外設置式のガス給湯器に比べ、給湯能力が小さいです。

一般的な屋外設置式のガス給湯器の給湯能力は、16号・20号・24号がありますが、バランス釜は、6.5号・7号・8.5号といった、給湯能力の小さなものしか製造・販売されていません。

最近は、バランス釜から、壁貫通型のガス給湯器に交換するケースが多く、バランス釜の需要は、あまり大きくなく、ガス給湯器メーカーも、バランス釜の製造を、縮小していく傾向にあります。

そんなバランス釜ですが、いくつかのタイプがありますので、ここでご紹介させていただきます。

「追いだき・給湯同時使用可能 / シャワー付属 / 浴室外給湯可能」タイプ

浴槽のお湯を沸かしながら、シャワーも同時に使用できます。
また、台所や洗面所など、浴室外でもお湯が使用できます。
追いだき・給湯同時使用可能 / シャワー付属 / 浴室外給湯可能

「追いだき・給湯同時使用可能 / シャワー付属」タイプ

浴槽のお湯を沸かしながら、シャワーも同時に使用できます。
台所や洗面所など、浴室外ではお湯が使用できません。
追いだき・給湯同時使用可能 / シャワー付属

「シャワー付属」タイプ

追いだき機能が付いていませんので、バランス釜に付いている蛇口からお湯を出して、浴槽に湯はりします。
シャワーが使用できます。
シャワー付属

「追いだき専用」タイプ

シャワーや蛇口が付いていません。
追いだき専用です。
追いだき専用

そういえば、私が小学生の頃、実家のお風呂は、この追いだき専用タイプのバランス釜だったなぁ、と思い出しました。

バランス釜から壁貫通型給湯器へ交換

公営住宅(県営住宅・市営住宅)で、バランス釜から壁貫通型給湯器へ交換

今回は、県営住宅・市営住宅などの公営住宅でよく使用されているバランス釜(バランス式風呂釜)から、「ホールインワン」と呼ばれている壁貫通型給湯器への交換について、ご紹介させていただきます。(「ホールインワン」といっても、ゴルフではなく、壁貫通型給湯器のお話です。)

壁貫通型給湯器は、公営住宅向けとして普及したバランス釜の代替として開発され、最近は特に、バランス釜から交換される方が多くいらっしゃいます。

壁貫通型給湯器の良いところは、浴室内に浴槽と並べて設置されるバランス釜とは異なり、給湯器本体のサイズが小さく、本体のほとんどが、壁の穴に収まるところです。
そのため、バランス釜と比較して、浴室内により広い浴槽を設置することができます。
浴室が狭い公営住宅が多い中で、広い浴槽を設置することができるのは、大きなメリットとなります。

言葉での説明だけでは分かりにくいと思います。
以下の写真を見ていただければ、ご理解いただきやすいのではないかと思います。

カベピタ設置前

壁貫通型給湯器を設置する前の状態です。
浴室内に、バランス釜の設置スペースが必要なため、その分、浴槽のサイズを小さくしなければなりません。

カベピタ設置後

壁貫通型給湯器を設置した後の状態です。
浴室内に、バランス釜の設置スペースが必要ないため、その分、浴槽のサイズを大きくすることができます。
壁貫通型給湯器は、壁に空けられた穴にスッポリと収まっています。
バランス釜のときに使用していた壁の穴を、そのまま利用して設置できますので、新たに壁に穴を開ける必要もありません。

壁貫通型給湯器の種類

壁貫通型給湯器の種類は、他の一般的な給湯器と同様で、給湯専用タイプ、追いだき付きタイプ(オート、フルオート、マニュアル)、浴室暖房付きタイプがあります。
さらに、省エネのエコジョーズタイプもあります。
壁貫通型給湯器の給湯能力は、8~8.5号と16号の2種類があります。

壁貫通型給湯器のメーカー

壁貫通型給湯器は、現在のところ、ハウステック、リンナイ、ノーリツの3社が販売しています。
このうち、ハウステックは、「カベピタ」というシリーズ名で、壁貫通型給湯器本体と壁貫通型給湯器専用の浴槽・リモコン・水栓も販売しており、壁貫通型給湯器と浴槽・リモコン・水栓のセットで、非常にお値打ちに購入することができるので、バランス釜からの交換工事の件数も多く、壁貫通型給湯器といえば「カベピタ」というイメージも定着しています。