リンナイが実施した「省エネ」に関する意識調査と「省エネ理解度テスト」結果の不整合が面白い
6月5日の「環境の日」を前に、リンナイが実施した「省エネ」に関する意識調査の調査結果と「省エネ理解度テスト」結果の不整合が面白かったので、ご紹介します。
「省エネ」に関する意識調査では、約7割の人が普段の暮らしで省エネを意識し、省エネに関する行動を実行していると回答しました。
省エネに関して実行している具体的な行動としては、「水を流しっぱなしにしない」「使っていない部屋の照明はこまめに消す」「冷蔵庫のドアはなるべく閉める」「テレビをだらだらとつけっぱなしにしない」「トイレの暖房便座の蓋(ふた)は閉める」「エアコンを使用するときはサーキュレーターや扇風機を併用する」「洗濯にはおふろの残り湯を使う」などでした。
しかしながら、「省エネは、家計(節約)を意識したものか、環境保全を意識したものか、どちらの方がより強い意識としてありますか?」という質問に対しては、「家計(節約)」と回答した人が93.5%で、「環境保全」と回答した人が「6.5%」という結果でした。
省エネを意識し、実際に行動に移していることは、素晴らしいことだと思いますが、その動機が、環境保全ではなく、家計(節約)というところが、何だか切なくなってしまうところではあります。
とはいえ、自分一人が省エネのための行動を実践したところで、世界の環境保全に、一体どれだけ貢献できるのかと考えたとき、身近な家計(節約)が省エネのための行動の動機になるのではないかとも思いました。
面白かったのは、このアンケートと同時に、省エネを正しく理解できているかどうかを探るべく、消費生活アドバイザーの方の監修のもと、全12問の「省エネ理解度テスト」を行ったそうなのですが、その平均点は6.1点となり、8点以上獲得できた「優等生」は、全体の約2割しかいなかったそうです。
「はい」か「いいえ」の2択問題で、正解率が、ほぼ50%ということは、ほとんどの人は、省エネを正しく理解できていない、ということのようです。
つまり、省エネだと思ってやっている行動が、実は全然省エネになっていない、ということも往々にしてあるかもしれない、ということですね。
「省エネ」に関する意識調査と省エネ理解度テストに関する詳細は、下記のリンナイのニュースリリースページでご確認ください。