人気上昇中、安心・便利なタッチレス水栓

新型コロナウイルスの影響で新しい生活様式になり、感染症対策としての意識や行動にも変化があらわれるようになりました。感染症対策のため非接触ニーズが拡大していて、その中でも今注目されているのがタッチレス水栓です。
不特定多数の人が使用する手洗い場の衛生対策として今では介護施設、保育施設、学校や店舗など多くの場所で採用されています。
そもそもタッチレス水栓の歴史は1980年代、医療施設でのニーズの高まりが始まりのようです。以前は、感染症対策のため足踏み式水栓が使用されていましたが、より簡易な操作で水が出せるタッチレス水栓が主流になっていったのがタッチレス水栓の始まりになります。

家の中でも、仕事がリモートワークとなったり外出の自粛などで家で過ごす時間が多くなったことで家庭内の非接触にも注目が集まっていてタッチレス水栓の関心や需要が急増しているようです。
LIXILではタッチレス水栓の売上が対前年比43%増となるなど注目の高さがうかがえます。今回はそんなタッチレス水栓についてお伝えします。

そもそもタッチレス水栓とは?
タッチレス水栓とは、水栓に直接手を触れずに水の吐水や止水ができる設備のことです。水栓上部にに高性能センサーがついており、物や手の動きと距離を感知し、かざすとセンサーが反応して自動で水がでます。止めるときも物や手をかざすだけで止まる仕組みになっています。

今注目のタッチレス水栓ですがメリットもあればデメリットもあります。次にタッチレス水栓にはどんなメリットデメリットがあるのかをご紹介します。

<メリット>

①泡や汚れた手で触ることなく水が出せる

なんといってもタッチレス水栓の一番のメリットと言えるのではないでしょうか、帰宅後の手洗いや生肉など調理中の手でもレバーを直接触ることなく水を出すことができます。

②節水効果が期待できる

手がふさがっていてもかざすだけで水を止めることが可能なので、作業中に水が出しっぱなしになることを防ぎ節水になります。

③小さなお子様や高齢者にも使いやすい

レバー操作が必要ないので、奥にあるレバーに手が届きにくい小さなお子様にも使いやすいことや高齢になりレバーの開け閉めの操作に力が入らない場合なども感覚的に操作が可能です。

④掃除が楽

レバーハンドルがない分、レバーの周りや水栓の根元に水アカやカビが発生しにくくお手入れ回数も少なくなりお掃除も楽です。

<デメリット>

①停電時にタッチレス機能が使えなくなる

タッチレス水栓の操作は電気で行うため電源が必要となります。停電時には手動に切り替えて使う必要があるため、停電時に備えて手動での操作対応を覚えておく必要があります。

②手動の水栓での閉め忘れに注意

タッチレス水栓に慣れてしまうと別の場所で手動の水栓を使用したあとにレバーを閉める操作を忘れてしまうことがあるようなので注意しましょう。

③機種によってはセンサーの感度が高すぎたり低かったりする

選ぶ機種によってはセンサーが過度に反応してしまい意図せず水が出てしまったり、逆に感度が悪く手をかざしても反応しにくいなど、使い始めは慣れない操作に戸惑うことがあるかもしれません。

一見便利なタッチレス水栓でも、電気を使用するため電気工事が必要な点や停電時に使えず手動に切り替えて使用する必要があるなどのデメリットもあることをあらかじめ知っておく必要がありますね。タッチレス水栓の機能は現在浄水器付きやハンズフリー、乾電池タイプなど、多岐にわたりご家庭の用途に応じて選択肢があります。詳しくどんな機能があるのかを一緒に見てみましょう。

人気のタッチレス水栓 LIXIL ナビッシュ

キッチンのタッチレス水栓の国内の圧倒的なシェアと言えばやはりLIXILです。LIXILのタッチレス水栓の機能にはどのようなものがあるのでしょうか。

LIXILのタッチレス水栓「ナビッシュ」には大きく分けて2種類あります。

<ナビッシュハンズフリー>

上部に手をかざす必要がなく吐水口に内蔵されたセンサーが手や物を感知して自動で行えます。

<ナビッシュ>

水栓上部のセンサーに手をかざすことで連続して吐水。水を止める時はもう一度上部センサーに手をかざします。

ハンズフリーとは?
蛇口のハンドルやレバーに触れなくても、センサーで自動的に水を出したり止めたりができる点はタッチレス水栓と一緒です。ハンズフリーは吐水口部分にセンサーが設けられているため、吐水口の下に手を差し出すと自動的に水が出て、引き抜けばまた自動で水が止まる仕組みになっています。手をかざして止めるという動作が必要ないため不特定多数の人が使用する公衆トイレや商業施設のトイレなどに多く使用されています。
LIXILのタッチレス水栓ナビッシュにもハンズフリーが付いているタイプとないタイプで選ぶことができます。

 


ここからはLIXILナビッシュの便利な機能についてご紹介していきます。

<ルミナスサイン>適温が一目でわかる

対応する水栓タイプ:ナビッシュハンズフリー・ナビッシュ
光の色の変化で吐水温度が表示されるので一目で適温かどうかわかります。冬の湯待ちの煩わしさを軽減し、高温吐水時の危険表示にもなります。

<浄水専用先端タッチレススイッチ>浄水と原水の使い分けもカンタン

対応する水栓タイプ:ナビッシュハンズフリー・ナビッシュ
使用場面にあわせて使い分けできる2つのセンサー
それぞれのセンサーに手をかざすだけで浄水・湯水の吐水や止水がカンタンにできます。


<エコセンサー>湯水の使い分けが簡単だから更に省エネ

対応する水栓タイプ:ナビッシュハンズフリー・ナビッシュ
タッチレスのセンサー部に『エコセンサー』を追加。お湯を無意識に使うことがないため無駄な給湯エネルギーを使いません。使用場面に合わせてお湯と水を使い分けることで、従来品と比較して約31%の省エネ効果が期待できます。

<乾電池式>電源不要でリフォームにおすすめ

対応する水栓タイプ:ナビッシュ
電源がなくても設置ができる乾電池式が登場。電池ボックスもコンパクトなので場所を選びません。アルカリ乾電池単1形2本で電池寿命は約1年です。

※ 電池寿命は、水栓の使い方や頻度、設置環境により多少前後します。
※ 乾電池式はB6、B5タイプのみ。

まとめ

もしお近くにショールームなどがあれば、タッチレス水栓は実際にショールームでの体験することがおすすめです。水を出したり止めたり感覚的に操作することで便利さを実感することができると思います。感染対策や家庭内の利便性のためにもタッチレス水栓を取り入れてみてはいかがでしょうか?