玄関ドアのサイズ(高さ・幅)

玄関ドアのサイズ(高さ・幅)は一見すると同じように見えますが、各メーカーから発売されているサイズ(高さ・幅)は様々なため、リフォームをする上で迷ってしまう方が多くいらっしゃいます。それに比べて昔の玄関ドアの高さは今よりずっと低く、日本の歴史とともに今の高さまで変化してきました。今回は日本のドアサイズ(高さ・幅)の歴史を踏まえてご案内していきます。

日本最古のドアは弥生時代の遺跡として発見されており、そのサイズは縦61㎝×横48㎝で厚さは4㎝の木製の扉でした。その後の日本では引き戸形式の玄関ドアが主流でしたが、明治・大正時代に洋風建築の技術が日本に入ってくると現在のドアノブ形式の玄関ドアが普及してきました。そして、戦後から高度経済成長期の間に玄関ドアのサイズ(高さ・幅)も変化していきます。

高度成長期頃の日本では180㎝という高さの玄関ドアが主流になっていました。これは襖の高さが180㎝だったので家の構造もそれに合わせて作られた結果、玄関ドアも180㎝の大きさが多かったと言われております。 また、その当時の日本人の平均身長は男性で160㎝前後だったので180㎝の高さで問題ありませんでしたが、その後は年々と玄関ドアの高さが変化していきます。

LIXILの年表では

●1971年に180㎝~190㎝の高さが主流でしたが200㎝サイズの玄関ドアが発売

●1975年に240㎝サイズのドアの発売を開始

これは、日本人の平均身長が伸びたことも関係している結果ですね。

現在の日本人男性の平均身長は170㎝なので玄関ドアの高さが200㎝あれば十分な高さになりますが、230㎝以上の高さがある玄関ドアが人気を集めています。理由としてはデザインによもよりますが、玄関ドアの高さが高いほど高級感を出すことが出来るからです。

それでは玄関ドアの幅はどうでしょうか?

人が玄関を出入りするためには最低でも60㎝は必要と言われておりますが、実際には80㎝以上ないと狭く感じるかと思います。そのため、現在の玄関ドアは80㎝~85㎝の幅が主流になっています。 因みに、車いすを通す場合は手動式タイプで63㎝・電動式タイプだと70㎝が必要なので80㎝以上のドア幅がないと出入りするには不便かと思われます。また、玄関ドアの幅をあとから広げる場合にはドア枠を広げる工事が必要となるため時間と費用が高くなります。そのためにも施工する際、玄関ドアの幅は大きめにとっておいた方が困ることがありませんね。