エコキュートの低周波音

オール電化の普及とともに、エコキュートを導入するご家庭が増えています。そんな中、エコキュートの騒音トラブルが増加しているのをご存知でしょうか?

今回はご近所トラブルにならないように、騒音の原因について詳しくご案内していきましょう。

エコキュートから出る騒音の原因は「低周波音」と呼ばれています。エコキュートの低周波音は、ヒートポンプユニット(室外機)の中にある圧縮機(コンプレッサー)とファンの回転音が振動を発生させる時に、低温で『ブ~ン』という低周波音を出します。この音は“音量”だけでみると約40㏅程度なので“図書館”や“静かな住宅地”ぐらいですが低周波音であることが問題になります。この低周波音については何も感じない人がほどんどですが、一部の人にとっては不眠・頭痛・めまいなど様々な悪影響を引き起こす症状が報告がされています。日本経済新聞の報道によると2014年に群馬県では隣の家に設置されたエコキュートが発する低周波音によって不眠や頭痛の症状が出たという申し立てについて、消費者丁が「給湯機の運転音が申し出者の健康症状の発生に関与している可能性が高い」との報告書をまとめています。

日本経済新聞全文はこちら

また、環境省からも低周波音についてのパンフレットが発行されています。

環境省パンプレット

 

エコキュートは電気代の安い深夜にお湯を沸かすため、人が寝静まった真夜中に低周波音を出すことになります。さらに冬場になると気温が低くなるため圧縮機(コンプレッサー)とファンの回転数が上がり、運転音も大きくなる傾向があります。このようことから、隣家との距離もエコキュートにとっては重要になりますので以下の設置場所には気を付けてください。

 

設置場所のポイント

●自宅や近隣住宅の寝室付近は避ける

●窓や換気口の近くは避ける

●壁や塀に囲まれた狭い場所を避ける

(狭い場所は音が反響する)

●エコキュート以外の室外機の近くを避ける

(共振によって音が大きくなる)

●ヒートポンプユニット(室外機)の周りには物を置かない

(物にぶつかって反響する可能性がある)

 

すでに自宅、もしくは近隣に設置されているエコキュートの騒音被害で悩んでる場合の対処法としては以下の方法が挙げられます。

エコキュートの騒音対策

●工事店と相談の上、設置をする

●ヒートポンプユニット(室外機)の設置向きを変える・移動させる

●ヒートポンプユニット(室外機)の下に防振材(防振ゴムやマット)を敷いて振動を吸収させる

 

ご近所トラブルトラブルになると、最悪の場合にはエコキュートの撤去を求められる場合もあります。そのためには、エコキュートを設置する際はあらかじめ近隣の住宅に挨拶をしておくことをお勧めします。エコキュートは10年近く使用する機器になりますので設置前に正しく理解し近隣への配慮を忘れないようにしてください。